プロ野球歴代選手名鑑

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海田智行(オリックス)

海田 智行

かいだ・ともゆき
生年月日:1987年9月2日
投打  :左投げ左打ち
身長/体重:179cm/85kg
ポジション:投手
出身  :広島県
ドラフト:2011年4位
経歴  :賀茂高校-駒澤大学-日本生命-オリックス・バファローズ(2012~2022)
球種  :ストレート、カットボール、スライダー、フォーク、たまにカーブ

選手概要

社会人時代からまとまった左腕として知られた投手。

2011年にオリックスから4位指名を受けて入団した。

1年目の2012年は開幕一軍入りし、合計31試合に登板。リリーフメインだったが、秋には先発としても出番を得た。

ストレート、カットボールを中心に投げてゴロを打たせて取るタイプで、他にスライダー、フォーク、たまにカーブも投げていた。ストレートはだいたい130km台後半でさほど速くはなかったが、変化球がうまく効いていたイメージがある。

2年目の2013年も先発・リリーフとして35試合に投げたが、チームが好調だった2014年は19試合投げて防御率7.58とさっぱり。

それでも翌2015年は48試合を投げて防御率2.61と復調を果たした。復調の要因はおそらくスライダーにあり、この変化球をどんどん投げ込んで抑えていた点が印象深い。

さらに翌2016年は50試合に登板。15ホールドを稼いだ。この年は原点復帰と言うべきか、再びカットボールを多投するようになり、ゴロを打たせて取っていた。

ところが2017年は左ひじを手術し、12試合の登板に留まり、2018年も4試合のみの登板だった。

だが、2019年は見事復活。自己最多となる55試合に登板し、防御率1.84、23HPを記録した。同年はやはりカットボールが軸となっており、他にフォークもよく落ちていた。

このまま活躍を続けたかったが、2020年に再び左ひじを痛め、6試合の登板のみ。2021年に9月から一軍登板し、防御率2.61と優勝に貢献したが、2022年は登板がなく、オフに戦力外となった。

カットボールを武器に長年活躍したが、晩年は怪我に苦しんだ。万全なら間違いなくリリーフの一角を担うことができる投手だけに、本人としてもチームとしても悔しかっただろう。

 

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【2011年 オリックス指名選手一覧】
1位:安達了一 2位:縞田拓弥 3位:佐藤達也 4位:海田智行 5位:庄司龍二 6位:堤裕貴 7位:小島脩平 8位:川端崇義
育成指名 1位:稲倉大輝 2位:柿原翔樹