離島出身内野手-美沢将

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美沢 将

みさわ・まさる
生年月日:1988年3月3日
投打  :右投げ右打ち
身長/体重:181cm/80kg
ポジション内野手
出身  :鹿児島県
ドラフト:2009年ドラフト2位
経歴  :喜界高校-第一工業大学-埼玉西武ライオンズ(2010〜2014)

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概要

喜界島という鹿児島県に浮かぶ島出身の内野手

高校時代は強肩と俊足を活かし、遊撃手として活躍した。実は元々投手だったが在学中に転向していた経歴を持つ。

甲子園出場はならなかったものの、第一工業大の監督から熱心に請われ、卒業後に同大学へと進学。1年生ながら4番・遊撃としてグラウンドを駆け回った。

その後、2009年のドラフトで西武から2位指名を受けて入団。この時は50m5秒8、遠投100m以上で守備範囲も広いという評判だった。ちなみに喜界島から誕生したプロ野球選手としては高橋英樹以来、2人目(後に原泉もプロへ進んだ)。島の防災無線放送で指名されたことが住民達に伝えられたという。

プロ1年目となる2010年は二軍で45試合に出場し、打率.278、1本、11打点を記録するも一軍出場はなし。加えて左足人差し指の故障離脱という不運も。2年目は二軍で106試合出場とさらに出番を増やしたが、打率.249、2本、23打点と打撃成績はやや後退。一軍出場もなかった。

元々“素材型”という評判ではあったものの、一軍に出場する機会が回ってこない。また、二塁、三塁、遊撃と内野の各ポジションを守ることは出来るが飛び抜けて上手いわけではなく、俊足の割には盗塁数も2年間で合計6つのみと長所を活かしきれていなかった。

そろそろ焦りが見え始める3年目の2012年も二軍で100試合に出場したが、一軍出場なし。同年は打率.235、2本、17打点と打撃でいいところを見せられなかった点が響いたか。前述した盗塁もわずか2つだけだった。

そして、4年目となる2013年にようやく一軍初出場。5試合で打率.083(12-1)と成績は残せなかったが前へ進むことが出来た。ちなみに二軍では91試合、打率.253、1本、20打点、6盗塁という成績。

しかし、背番号を44に変えて臨んだ5年目の2014年は二軍で打率.183、2本、9打点と急激に打撃が落ち込んでしまった。一軍での出場もあったが代走での1試合のみ。この成績が響いたか、オフに戦力外通告を受けた。

プロ入団時は「三拍子揃った選手に」と夢を語っていたが、長所が見えづらく、それが出場機会を狭めていた印象。もう少し打率を残すことが出来れば、盗塁が増えていれば、守備に安定感があれば……。どこかに飛び抜けたものがあれば、また違ったのではないかと思う。

二軍でハツラツとプレーし、目立った怪我も少ない頑丈な体を持つなど、人一倍元気があるように見受けられただけに5年でプロを去ったことは残念。引退後は消防士になるという報道があったものの、現在は地元・鹿児島で警察官として勤務しているようだ。

 

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