プロ野球歴代選手名鑑

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田口茂樹(近鉄)

田口 茂樹

たぐち・しげき
生年月日:1970年10月16日
投打  :左投げ左打ち
身長/体重:180cm/75kg
ポジション:投手
出身  :京都府
ドラフト:1988年3位
経歴  :西城陽高校-近鉄バファローズ(1989~1993)
球種  :ストレート、チェンジアップ

※一軍出場なし

選手概要

怪我に泣いた左腕。

中学時代からエースとして活躍。

高校では通算34勝7敗、343回2/3を投げて312奪三振、3年夏に府大会ベスト16入りなどの活躍。また当時の1年先輩に塚本善之がいる。

この実績から1988年にドラフト3位で近鉄へ入団。阿波野秀幸、小野和義に続く左腕として期待された。

1年目の1989年は米ルーキーリーグへの野球留学を経験。ここでチェンジアップを覚えて帰ってきたが、二軍成績は14試合、1勝3敗、防御率7.66だった。

2年目の1990年は二軍で10試合投げて2勝5敗、防御率4.37という成績。同年はジュニアオールスターに選ばれたが、左肩の故障で辞退する不運に見舞われた。

それでも、秋季キャンプで皆川睦雄コーチから「注目株は田口」と言われるなど、期待されていたようだ。

だが、3年目の1991年は前年の故障が完治せず、二軍で9試合、0勝5敗1セーブ、防御率4.35という成績だった。

さらに4年目の1992年も肩の具合がよくなかったようで、一軍・二軍共に登板なし(偵察要因として二軍で23試合に出場はした)。シーズン終盤には打者転向を視野に入れた打撃練習も行っている。

しかし5年目の1993年も一軍・二軍共に、投手としても野手としても出場がなく、同年限りで退団。

仰木監督やコーチからかなり高く評価され、期待されていただけに怪我が不運だった。

高校時代の監督のホームページによると、引退後は会社員として働いているとのこと。

 

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