プロ野球歴代選手名鑑

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ガント(日本ハム)

ジョン・ガント

ガント John Michael Gant
生年月日:1992年8月6日
投打  :右投げ右打ち
身長/体重:193cm/90kg
ポジション:投手
出身  :アメリカ
ドラフト:なし
経歴  :ブレーブス-カージナルス-ツインズ-北海道日本ハムファイターズ(2022~2023)
球種  :ツーシーム、カットボール、チェンジアップ、フォーシーム
※一軍登板なし

選手概要

メジャー通算24勝26敗、防御率3.89という実績を持つ右腕。

2016年にメジャーデビューすると、2018年には先発メインで7勝6敗、防御率3.47の成績を記録。翌2019年にはリリーフメインで64試合、11勝1敗、19ホールド、防御率3.66の好成績を残した。

翌2020年は17試合の登板と登板数を落としたが、防御率2.40と成績は良化。翌2021年は先発メインに戻り、5勝11敗、防御率4.09と負け越しはしたものの、ある程度の結果を残した。

このメジャーでの実績から、2022年に年俸2億4000万円で日本ハムへ入団。先発として期待された。

しかし、いきなり右肘の故障でチームを離脱。一時は治療のために帰国するほどの重症で、一軍登板なしに終わった。

自由契約と思われたが、10月に復帰するとフェニックスリーグで好投。年俸は5000万円と大幅に下がったが、残留となった。

翌2023年は紅白戦やオープン戦で投げたが、オープン戦では2試合、4回2/3を投げて被安打5、与四球5とランナーを出し続けていた。

もともとメジャーでもコントロールの悪さが知られていたが、肘の故障のためかそれがさらに悪化したように見えた。

ツーシームやカットボールでゴロを打たせるタイプの投手だったが、ここまでコントロールが悪いと厳しい。

そのうえ、4月14日の二軍戦で右肘靭帯を断裂。今季中の復帰は絶望となり、4月22日に一時帰国し、6月30日にメネズと共に退団が発表された。

大幅減俸でも日本に残ることを決めたことと、懸命にリハビリをする姿には好感を覚えたが、新たな故障も生まれたとなってはどうにもならない。

ポケモンやドラゴンボールが好きなど、日本のカルチャーに興味を持っていた投手だったが、ついぞ一軍で見られることはなかった。怪我さえなければ戦力になれそうな投手だったが。

 

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